内視鏡専門医がおこなう
苦痛の少ない胃・大腸検査です。
内視鏡検査とはどんなもの?
当院では、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査をおこなっております。
胃内視鏡検査
口からの内視鏡検査に加えて、当院では鼻からカメラ付きのスコープを入れる経鼻内視鏡検査を実施しています。
経鼻内視鏡のスコープは直径5.9mm。経口内視鏡の9.4mmに比べてかなり細く、患者さまの苦痛が少なくすみます。従来の経口検査の苦しさは、舌の付け根の部分に当たったとき、咽頭反射という吐き気を催すことにありました。経鼻内視鏡では舌の付け根に当たることがありませんので、つらいおう吐感がまずありません。
また、経口内視鏡につきましても、昔に比べて極細化が進んでおり、苦痛が軽減されています。
当院では患者さまの苦痛を減らすため、希望される方には鎮静剤・鎮痛剤を使い、静脈麻酔をおこなって参りました。もちろん、従来どおり静脈麻酔にも対応しておりますが、一度経鼻内視鏡をお試しになることをお勧めします。
大腸内視鏡検査
日本人の大腸がんは近年急速に増えており、とくに女性のがん死亡者数の第1位を占めています。大腸内視鏡検査は大腸がんの発見に欠かせない検査で、肛門からカメラ付きのスコープを挿入し、大腸の内壁を確認します。細胞を採取して検査し、小さなポリープであればその場で切除することができます。
内視鏡検査でなにがわかるの?
X線バリウム検査や便潜血検査では発見できない、初期のがんを早期発見することが可能です。
潰瘍、ポリープ、逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの発見にも効果的です。
内視鏡検査の流れ
胃内視鏡検査の流れ
1ご予約
直近の診察で予約日をお伝えいたします。お急ぎの方はお電話にてご予約ください。
043-487-1811
2問診
アレルギーや普段飲んでおられるお薬などを事前にご確認します。
とくに、血が止まりにくくなる薬を常用されている方は、事前に必ずお知らせください。
3前処置
21時以降の飲食を避けてください。お水を飲むのはかまいません。
4検査当日
飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取はお控えください。
5検査前の準備
胃の中をきれいにするため、白い液体のお薬を飲みます。
鎮静剤を使用される場合は、静脈注射をおこないます。
6鼻やのどの麻酔
経鼻内視鏡の場合、鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーし、出血しづらく処置した後、局所麻酔を注入します。
経口内視鏡の場合、のどの麻酔や胃の動きを止める薬を注射します。
7検査開始
鼻または口から内視鏡を挿入します。
経鼻内視鏡のスコープには麻酔薬が塗られており、鼻腔の痛みを軽くします。
8検査中
検査は5~10分程度です。内視鏡が撮影する体内の画像をモニターで見ることができます。
経鼻内視鏡の場合、医師と会話ができます。
9検査終了
鼻または口からスコープを引き抜きます。
10休憩
眠気がなければ、すぐにお帰りいただけます。
鎮静剤を利用された方は、お車の運転はご遠慮ください。
ご気分が悪くなられた方、少し休んでから帰宅されたい方は、ご遠慮なく看護師にお伝えください。当院のベッドでお休みいただけます。
大腸内視鏡検査の流れ
1ご予約
直近の診察で予約日をお伝えいたします。お急ぎの方はお電話にてご予約ください。
043-487-1811
2問診
アレルギーや普段飲んでおられるお薬などを事前にご確認します。
とくに、血が止まりにくくなる薬を常用されている方は、事前に必ずお知らせください。
3前処置
繊維質の多い野菜・果物や海藻類、豆類などは2~3日前からお控えください。
お水を飲むのはかまいません。
前日夜に、ご自宅で下剤を飲んでいただきます。
4検査当日
飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取はお控えください。
朝、ご自宅で腸管洗浄液を飲みはじめます。何度か排便し、便が透明になるまで、腸管洗浄液を服用します。
5検査前の準備
鎮静剤を使用される場合は、静脈注射をおこないます。
検査衣に着替えていただき、腸の動きを止める薬を注射します。
6検査開始
肛門から内視鏡を挿入します。
7検査中
約10~30分、腸の中を観察します。
8検査終了
検査後のおなかの張りを抑えるため、腸の中の空気を抜きます。
9休憩
すぐにお帰りいただけます。
鎮静剤を利用された方は、お車の運転はご遠慮ください。
ご気分が悪くなられた方、少し休んでから帰宅されたい方は、ご遠慮なく看護師にお伝えください。当院のベッドでお休みいただけます。